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重症の病気にかかったとき、私たちの筋肉では何が起きているのでしょうか。

集中治療を必要とする重症患者さんの筋肉変化を分析した最新の研究論文から、興味深い事実が報告されています。

分析の結果、重症時には筋肉の線維が明らかに小さくなり、たんぱく質が壊される「分解」の働きが非常に強くなっていることが分かりました。
一方で、筋肉を新しく作り出す「合成」の働き自体には、健康な人と大きな差は見られませんでした。

筋肉が作られなくなるのではなく、強い炎症やストレスによって、身体が自分自身の筋肉を急激に消費・分解してしまうことが主な要因だと示唆されています。

数日間寝込むような強い体調不良のあとにも、筋肉の減少や体力の衰えは起こりやすいものです。
病気の予防はもちろん、回復期の無理のない運動や適切な栄養補給を大切にしていきたいですね。

日頃の体力維持や生活習慣について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

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お腹や胸のあたりから、何かがカッと突き上げてくるような感覚や、急な動悸、不安感に悩まされたことはありませんか。

東洋医学には、こうした症状を「奔豚気(ほんとんき)」と呼ぶ考え方があります。

体の中を小さな豚が駆け回るような様子に例えられた名前で、強いストレスや緊張などが重なり、神経が過敏になることで起こりやすいと言われています。

下から上へと突き上げるような違和感のほか、動悸や胸の重苦しさ、頭へののぼせ、落ち着かない焦燥感などが一緒に現れるのが特徴です。

漢方では、本来スムーズに巡るはずのエネルギー(気)が上に向かって逆流してしまう「気逆(きぎゃく)」という状態と捉え、気の高ぶりを落ち着かせる処方などで心身のバランスを整えていきます。

急な動悸や胸の違和感は、まず身体の病気がないか確認することが大切ですが、検査で異常が見つからない不調にも漢方の視点が役立つことがあります。

気になる症状が続くときは、我慢せず気軽にご相談くださいね。

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長崎県内での日本脳炎に関する報道を受けて、基本的な予防のポイントについてお話しします。

先日、長崎県内(長崎市)において、蚊が媒介する感染症である日本脳炎の患者発生が報告されました。地域での久しぶりのニュースに、驚かれたり心配されたりしたご家族もいらっしゃるのではないでしょうか。

日本脳炎は、ウイルスを保有する蚊を介して感染します。人から人へ直接うつる病気ではなく、感染しても多くは無症状のまま経過しますが、まれに重症化することがあるため注意が促されています。

まずは過度に不安にならず、日常でできる予防を意識してみましょう。

・外出時は長袖や長ズボンを着用し、虫除けを活用して蚊に刺されない工夫をする
・母子健康手帳を見て、日本脳炎ワクチンの接種状況を振り返ってみる

日頃の対策と正しい知識がご家族の安心につながります。予防接種のスケジュールや体調面で気になることがあれば、身近なかかりつけ医へご相談ください。

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長引くせきと、お薬の仕組みについてのお話です。

風邪が治ったあともせきだけが止まらなかったり、少し話しただけで激しくせき込んでしまったりすることはありませんか。

せきは体を守るための大切な反応ですが、気道が敏感になりすぎると、神経のスイッチが過剰に反応してせきが止まらなくなってしまいます。

気道の神経にある「P2X3受容体」というスイッチに刺激が入ると、脳へ「せきをしなさい」という強い信号が送られます。

治療薬のリフヌア(ゲーファピキサント)は、この受容体をブロックして過剰な信号を抑え、せきを鎮めていくお薬です。味覚に関わる神経にも同じ仕組みがあるため、服用中に味の感じ方が変わることがあるのも知っておきたいポイントです。

せきの原因やお薬の相性には個人差があります。長引く症状でお困りの際は自己判断せず、お気軽に医師までご相談くださいね。

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ワクチン接種の後に熱が出やすい人と、ほとんど出ない人がいるのはなぜでしょうか。

今回は、接種後に発熱する仕組みについて調べたドイツの研究をご紹介します。

この研究では若年者171人を対象に、接種前後の体温や血液、腸内環境の変化などを詳しく調査しました。

その結果、接種後に発熱した人たちでは、腸の中で自然免疫を刺激しやすい特定の細菌成分が多く確認され、体内環境の違いが発熱のしやすさに関わっていた可能性が報告されています。

日頃の食事や生活習慣でお腹の調子を整えておくことが、身体の反応にも関わっているかもしれないと考えると興味深いですね。

体調や予防接種について気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください🍀

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ご自身の手のひらを重ねてみたことはありますか?

右手と左手は形がそっくりですが、同じ向きにするとぴったり重なり合わないですよね。
実は、私たちの体やお薬を作っている「分子」の世界にも、右手と左手のような関係があります。

これを科学では「鏡像異性体(キラル)」と呼びます。

手袋と同じで、右の手袋には右手しかぴったり入らないように、私たちの体の中でも「右型」と「左型」で働き方が変わることがあります。
たとえばお薬の場合、片方の形はしっかり効いてくれるのに、もう片方は効果が出にくかったり、副作用の原因になってしまうことも。

だからこそ、必要な形だけを作り分ける研究は、より安全で身体にやさしいお薬づくりにとってとても大切な技術なんです。

普段飲んでいるお薬の裏側にも、こうした面白い科学の仕組みが隠れています。
ぜひお子さんやご家族との会話のきっかけにしてみてくださいね。

体調や日頃のお薬について気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

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若年発症がんの推移に関するデータをご紹介します。

50歳未満を対象としたカナダの長期的な調査では、乳がんや肺がん、胃がんなど多くのがんで死亡頻度が少しずつ減少傾向にある一方、大腸がんだけは緩やかに増えている傾向が報告されています。この推移は、新型コロナの流行前後でも変わらず続いています。

若い世代での変化には、食生活や運動習慣などの身近な環境要因も関わっていると考えられています。「まだ若いから」と後回しにせず、日頃の生活リズムを見直すことや、便通の異変など小さなサインに気づくことが大切です。

日頃の食事や運動、気になる体調のことなど、不安な点はお気軽にご相談ください。

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明治大学と吉野家ホールディングスによる共同研究の発表についてご紹介します。

今回の研究では、日常的な食事と食後の活動性・意欲の関わりについて検証が行われました。

ヒトを対象とした比較試験では、牛丼・豚丼・助六寿司を比較したところ、牛丼を摂取した後に食後の意欲スコアが高く維持され、集中力にも高い傾向が見られたと報告されています。
また、マウスを用いた基礎実験においても、牛脂の摂取によって自発的な活動量が維持される可能性が示されました。

研究発表では、この結果について牛由来の脂質だけの効果にとどまらず、食材の組み合わせや栄養成分の違いも関わっている可能性があると説明されています。

特定のメニューに偏るのではなく、普段の食事バランスを考える一つの身近な健康ニュースとして参考にしてみてくださいね。

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